仙人の家で5月から始まった「健康のお話と体操」のプログラム、今日はその2回目。
佐々総合病院で理学療法士として働く吉田勇さんを講師に招いて、「年齢を重ねると身体ってどうなるの」の第1回講義。 今後も講座が続く予定だ。
吉田さんは、今日は非番で休暇のところを個人的に講義を引き受けた。病院の業務とは関係なく、個人的に講義を引き受けたとのこと。今後の高齢化社会に向けて、役に立つ情報を、勉強し、資料を作り、発表していきたいと考え、今日は、その良い機会になったとのこと。
講義内容は、年齢を重ねると、誰でも加齢性筋減少症(サルコペニア)により、筋肉が減るが、これは蛋白質の合成と分解の代謝の不均等によるもので、避けられないもの。また、筋肉のコラーゲン化が柔軟性の低下を引き起こし、骨折が起きやすくなる原因。 吉田さんがリハビリで診ている60歳以上の患者は殆どがケガ、つまり骨折、骨異常の患者だそうだ。男性よりも女性が多いという。転んだり、階段を踏み外したりして生じる骨折、背骨の関節の複雑骨折、股関節、骨粗しょう症などなど。年を取ると、誰でも筋肉が減る。これが、身体の疲労を増加させる。 筋肉は柔軟性を保つことが必要だが、そのためにはストレッチや温めが有効なことを学んだ。
体内の水分は小児の場合 80%、成人では 60%、それが高齢者になると 50%程度になるのだそうで、これも持久力を衰えさせれう原因の一つだそうだ。
この続きは年内にあと2回行われる。
講座の後は30分間、健康体操。インストラクターは長尾信子さん。西東京市のしゃきしゃき体操を指導。 椅子に座ったまま、筋肉をほぐす体操で、10人の受講生が身体を屈伸させた。
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